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中古住宅市場、取引好転で価格も上昇
先週末(7月28~29日)の中古住宅物件の取引量は増加に転じ、物件価格の上昇も見られた。30日付『香港経済日報』『信報』などによると、中原地産(センタライン・プロパティー)が指標とする10大団地の先週末の取引量は32件で、前週末に比べ6.7%増。平均成約額は4カ所で上昇、3カ所で下落しており、海怡半島では同9.3%も上昇した。美聯物業(ミッドランド・リアリティー)が指標とする15大団地では同8.5%増の51件で、2週連続の増加となった。欧州で新たな金融緩和が予想されることや、梁振英・行政長官が先に発表した分譲型公共住宅の中古販売措置が影響したとみられる。一方、中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数(CCL)は7月16~22日の週で104.93(前週比0.65%上昇)となり、2週連続の下落から再び上昇に転じた。指数には主に7月2~8日に交わされた仮契約が反映されている。この間の6日には中国人民銀行(中央銀行)の利下げ発表があった。