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行政長官選の献金リスト公表、財界は分散
選挙事務処は4月26日、先の行政長官選挙での各候補の選挙経費申告資料を公表した。27日付香港各紙によると、選挙経費に充てられた献金は梁振英氏が約1484万ドルで、唐英年(ヘンリー・タン)氏より約355万ドル多かった。梁氏に100万ドル以上を献金したのは長江実業の李嘉誠・会長の義妹である荘月霓氏、香港山東紹介の呂世祥・名誉顧問、現代化協会など8件。50万ドル以上の献金では新鴻基地産発展の郭炳湘・取締役、新世界発展傘下の周大福などが挙がっている。唐氏の献金リストでは長江実業グループ関係者10人が計200万ドルで全体の18%を占めているほか、10万ドル以上では港通控股の張松橋・会長、新世界発展、劉鑾鴻氏、深セン東海集団の黄楚標氏、自由党の田北俊・名誉主席らの名が挙がっている。財界人の多くは両人に献金を分散していたことが明らかとなった。