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ＨＫＭＡ総裁、不動産市場の回復兆候を注視
香港金融管理局（ＨＫＭＡ）の陳徳霖（ノーマン・チャン）総裁は３月２日、立法会財経事務委員会の会議で、不動産市場で見られている回復の兆候を注視していると述べた。同日の香港電台（ＲＴＨＫ）ニュースによると、陳総裁は最近の不動産市場の動向について説明。昨年下半期の物件取引量は月平均５０００件以下で、昨年上半期に比べ５０％減。昨年１２月の住宅価格は６月に比べ５％下落。今年１月の住宅ローンの新規承認件数と金額は昨年上半期の平均に比べ７０％減少した。だが２月に入って好転の兆しが見られ、取引量と価格がともに上昇。こうした状況を受け、ＨＫＭＡは銀行システムの安定維持のため必要なときには適切な監督管理措置を打ち出すと述べ、バブル再燃を警戒する姿勢を見せた。また香港の融資需要の高まりや預貸率の高止まりから金利は上昇圧力を受けているとの見方を示した。
