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中国銀行、通年GDP伸び率3.5%と予測
中国銀行(香港)はこのほど、今年通年の香港の域内総生産(GDP)伸び率が3.5%に鈍化するとの見通しを示した。2月7日付『文匯報』『大公報』などによると、これは同行の王春新・高級経済研究員が講演会で明らかにしたもの。今年最大のリスクとなるのは欧州債務危機で、中国は輸出の減速によってGDP伸び率は8.5%、香港経済も3.5%に鈍化すると予測。特区政府の予測1~3%に比べ楽観しているものの、欧米経済がコントロールを失えば香港経済はマイナス成長となる可能性も指摘している。また輸出伸び率は3%、消費者物価指数(CPI)伸び率は5%、失業率は3.5%以上、不動産価格は10%下落すると予測している。