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最新号の内容 -20100924 No:1316
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人民元建て債券販売プロセス簡素化

【九月八日付】香港金融管理局(HKMA)は六日、人民元建て債券の販売プロセス簡素化措置を香港各行へ通達した。七日付『香港経済日報』『信報』によると、簡素化措置は国債以外の人民元建て債券に適用されるもので、仕組み金融商品や発行体が初めて香港で発行する人民元建て債券は含まれない。債券のリスクが購入者のリスク受け入れ能力を超えない場合は販売過程の録音を免除、一般カウンターで販売手続きが行えるようにするなどで、手続き時間は半分に短縮できる。八日には中国銀行が五十億元規模の人民元建て債券を発売するほか、国家開発銀行、中国輸出入銀行、国務院財政部も年内に人民元建て債券発行を予定しており、合わせて二百三十億元の規模になる見込みだ。


最年少ギタリスト 香港でライブ

【九月九日付】二〇〇八年に世界最年少(八歳)のプロギタリストとしてギネスブックに登録された宮澤佑門が十月に香港でライブを行う。バラエティー番組やコマーシャルに出演、エレキギターやエレキベースを特技とし、英国出身の有名ヘビーメタルミュージシャン、オジー・オズボーンと共演するなど注目を集めている。香港のライブは十月八日の十七時からと二十二時三十分からの二回、会場はセントラルの芸穂会(フリンジクラブ)。ドリンク一杯付きチケットは前売り券が百二十五ドル、当日券は百五十ドル、フリンジクラブ窓口で販売している。問い合わせは電話2521?7251。


稲妻2万5千回観測史上最多

【九月十日付】 激しい雷と豪雨に見舞われた八日夜、夜九時からの六時間で夜空に光った稲妻は、観測史上最多の二万五千回以上だった。このうち九日午前零時からの一時間で一万三千百二回光っており、一時間当たりでも過去最多となった。香港天文台は二〇〇五年から稲妻の発光地点を記録している。同夜の雷は元朗、屯門、荃湾などの新界西部、ランタオ島、香港島南部に集中して発生した。


曽長官を支持 バスジャック事件対応

【九月十三日付】香港大学民意サイトが八月三十一日—九月三日に行った電話調査で一千十人に特区政府高官の評価を聞いたところ、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官の評価は前回調査(八月十七—二十日)から七・二ポイント上昇の五八・五ポイント、支持率は一二%上昇して四七%とそれぞれ二週間で大幅にアップした一方、不支持率は一二%低下して三七%となった。曽長官の支持率は半年ぶりに不支持率を上回った。八月二十三日にフィリピン・マニラで発生したバスジャック事件が影響したと分析されている。


急降下緊急停止 住宅エレベーター

【九月十三日付】十二日、上水鳳南路にある翠麗花園でエレベーターが急降下して男性一人が閉じ込められる事故があった。無線電視(TVB)ニュースによると、エレベーターのかごが昇降する際にバランスを取る「つり合い重り」が脱落したのが事故につながった。エレベーターは二十四階から急降下して十四階で緊急停止し、男性は十数分後に到着した消防隊員に救出された。このエレベーターは今年五月に年次点検を行っており、機電工程署では補修点検を担当する業者に対し、重りが脱落した原因を調べて七日以内に報告するよう求めている。


鉄道100周年 記念切手を発行

【九月十四日付】香港鉄道開通百周年を祝い、香港郵政は二十八日、記念切手を発行する。蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車、MTR、直通車、エアポートエクスプレスを描いた六種類の切手があり、レンチキュラー効果を施して見る角度を変えると列車が走行しているように見えるという。全種類を一枚ずつ合わせたミニシート(一六・一ドル)、鉄道模型が付いたギフトボックス(一九八ドル)など各種あり、それぞれ一人が一回に購入できる数量が限られる。


電気バス導入 KMBが試験走行

【九月十五日付】九龍巴士(カオルーンモーターバス=KMB)が十四日、電気自動車のバス車両「gBUS」を公開した。乗客七十人定員の一階建てローフラットバスで、最高時速は五十キロ。三十秒の充電につき約一キロメートル、フルに充電すると、チムサーチョイから深水埗に相当する距離、約五キロメートル走行できる。導入されれば香港で初めての電気バスとなる。半年間の試験走行を行った後、実用化の見通し。


3Dメガネ持参 映画館4社が貸与停止

【九月十六日付】香港にある3Dシアターの七四%を占める大手映画館、百老匯(ブロードウエー)、UA、AMC、パレスの四社が3Dメガネの無償貸与を取りやめた。十五日付『東方日報』によると、環境保護と衛生上の理由。UAでは3Dメガネを一個六ドルで販売し、観客にマイグラスの持参を奨励している。消費者委員会はチケット販売時や映画宣伝時にこれを明示することのほか、映画館でレンタルサービスも設けるよう提案している。


季節性インフル 11月から予防接種

【九月十七日付】特区政府は十一月一日から二〇一〇/一一年度の予防接種計画を開始する。季節性インフルエンザと肺炎球菌ワクチンが対象で、衛生署はこの計画に基づき、インフルエンザ三十万服、肺炎球菌三万五千服のワクチンを購入した。衛生防護センター(CHP)総監の曽浩輝(トーマス・ツァン)医師によれば、季節性インフルには世界保健機関(WHO)が推奨する三種のワクチンを用意し、予防接種は来年三月三十一日まで。長期疾患による入院患者、生活保護受給世帯の生後六カ月以上六歳未満の小児、六十五歳以上、医療従事者、養豚?養鶏および食肉加工従事者など、優先接種の有資格者は個人負担なし(無料)で予防接種が受けられるほか、小児と高齢者を対象とした補助金制度も適用される。