| バックナンバー
|
|
|
東莞、玩具・繊維メーカーが倒産
東莞市で大手工場が２カ所、相次いで倒産した。２０日付香港各紙によると、１社は繊維会社の「定佳」で、６月に責任者が失跡し職員およそ２０００人分の給与が未払いのまま倒産。もう１社は韓国系玩具メーカー「素芸」で、職員の給与１００万元と売掛金１０００万元が未払いのまま責任者が１３日に失跡し、工場が閉鎖。１９日には職員のうちおよそ２００人が東莞市政府前で抗議活動を行い、事件への行政の介入を求めている。また同じ１９日に中山市の玩具メーカー「美力時」でも給与の未払いに抗議したデモが行われたと伝えられている。倒産や給与の未払いが続く背景には、物価上昇によるコストの増大や金融引締めなどに加え、欧米からの受注減少があるとみられている。
