コンビニエンスストアで購入した紙パック飲料を飲んで体調を崩した男性が、紙パックに針であけたような穴が開いているのを見つけ警察に通報した。１１月１８日付香港各紙によると、男性は１６日に牛頭角のセブンイレブンで紙パック仕様の「維他朱古力奶（ＶＩＴＡ　ＣＨＯＣＯＬＡＴＥ　ＭＩＬＫ）」の２５０ミリリットルパックを２個購入。そのうちの１個を飲んだところ約１時間後にめまいや頭痛、腹痛を感じ、嘔吐してしまった。飲んだ際に異臭やおかしな味は感じなかったそうだ。てっきり賞味期限が切れていたものと思ったが、パックをよく見ると小さな穴が開いていたため通報したという。男性は病院で検査を受け、大事には至っていない。問題の飲料は政府の検査所に送られたが、結果が判明するのは数週間先になる見込み。警察では悪質ないたずらの可能性もあるとみて、市民に警戒を呼び掛けている。香港では過去にも飲料に毒物が混入される事件がいくつか起きているが、最も世間を脅かした事件は１９９４～９５年に紙パックに注射針で毒を入れてからコンビニの棚に置き、購入して飲んだ人がこん睡状態に陥ったところで金品を奪うという強盗団。半年内に２０件の被害があり、その後、元懲教所職員の男が主犯として逮捕され懲役１４年が言い渡された。http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=12654