消費者委員会は１１月１５日、香港域内で市販されている保湿クリームの品質調査の結果を発表した。１６日付香港各紙によると、これは国際的な消費者研究組織であるインターナショナル・コンシューマー・リサーチ・アンド・テスティング（ＩＣＲＴ）との共同調査。今年３月から５月に、４８種類のクリームを２５～６６歳のドイツ在住者５３０人に試用してもらい、効能をチェックした。うち１７種類は香港市場でも流通している数百ドルから数千ドルのものだ。被験者は腕の内側に効能をうたったクリームを塗り、器械で水分量を測定し、５点満点での評価を行った。その結果、香港市場でも流通している１７種類のうち１４種が３．５点の評価を得た。２．５点だったのは高級ブランドとして知られる「ＬＡ　ＭＥＲ」のＴｈｅ　Ｍｏｉｓｔｕｒｉｚｉｎｇ　Ｇｅｌ　Ｃｒｅａｍと、ニベアのＶＩＳＡＧＥ　ＡＱＵＡ　ＳＥＮＳＡＴＩＯＮ（２４時補湿晶華）。前者は市価２７００ドル、後者は同１０８ドルと価格に大きな開きがあるものの、効能は値段と比例しないことが明らかとなった。１．５ポイントと最も評価が低かったのが、２８５ドルの「ＬＡＮＥＩＧＥ」のＷＡＴＥＲ　ＢＡＮＫ　ＧＥＬ　ＣＲＥＡＭだった。また、１７種のうち８種にアレルギーを引き起こす可能性のある香料が使われていたほか、３種に皮膚を刺激したりアレルギーを引き起こす防腐剤が含まれていることが分かった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15416