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最新号の内容 -20160426   No:3930
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セシリアに脅迫、3200万ドル要求

 女優の張栢芝(セシリア・チャン)が身に覚えのない借金3200万ドルの返済を迫られ、嫌がらせを受けている。4月23日付『東方日報』によれば、22日に彼女のマネジャーが流ちょうな広東語を話す男からの電話を受け、セシリアの借金3200万ドルを返さないと、悪評を書いたビラを街頭に張るぞと脅されたという。マネジャーは「セシリアはお金を借りていない、もしも本当に借金が未返済なら警察に通報してください」と答えたところ、相手は罵声を浴びせ、その後、携帯アプリのWhatsApp経由でセシリアの顔写真付きビラを送りつけて来たそうだ。そのビラの顔写真の目元にはバツ印が付けられ、セシリアが3200万ドルの映画の契約報酬を得たのに契約が履行されていないという内容が書かれていた。セシリアは弁護士を通じて警察に通報した。近年、悪評や秘密を暴露した顔写真付きのビラを街角に張ったり、プラカードにして掲げて街を練り歩き、やめてほしければ金を払えと脅迫する手口が増えている。「貼招党」と呼ばれるこの脅迫は、最近ではセントラルの某ホテルを経営する大富豪や、『東方日報』の幹部などが被害に遭っている。プラカードを持って歩くのは南アジア系やアフリカ系の男たちで、ときには100ドル紙幣をばらまいて通行人の興味をそそるなどの手口も使っている。セシリアは俳優で歌手の謝霆鋒(ニコラス・ツェー)の元妻で、香港電影金像奨最優秀主演女優賞を受賞した『忘れえぬ想い(原題:忘不了)』などの代表作がある。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13185