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立法会で臨時予算申請が否決、行政運営に危機
立法会で９日、特区政府の臨時予算申請が否決された。親政府派議員の多くが全国人民代表大会（全人代）、全国政協に出席するため香港を離れているのに乗じて民主派が否決に追い込んだ。１０日付香港各紙によると、臨時予算は財政年度が始まる４月１日から予算案が採決されるまでの期間（今年は４月１～１３日）を含む３カ月分の歳出に当たり、今回は６０２億ドルを申請した。立法会議員のうち１４人は全人代、政協の代表・委員を兼任しているため、同日出席した議員は３６人。民主派議員が棄権するなどで賛成票は過半数に満たず否決となった。臨時予算申請が否決されるのは初めてで、このままでは来月の行政サービスの運営に支障を来す恐れがあり、政府は１６日に再提出する予定だ。また民主党は３０日に曽俊華（ジョン・ツァン）財政長官に対する不信任動議を提出すると発表した。
