西九龍法院(地裁)で5月2日、2016年の春節(旧正月)に発生した旺角暴動で起訴された10人に対する判決が下された。3日付香港各紙によると、暴動罪などで起訴された11人(18~71歳)のうち、李倩怡氏(19歳女性)が逃亡中であるため、先に罪を認めた26歳男性を含む10人の暴動罪が確定。被告らは即時収監され23日に量刑が下される。裁判官は判決文で「各人は意図的に集団で社会の安寧を破壊し、職務を執行している警官に対し違法な暴力を使用した」と指摘。被告のうち2人は「レンガを投げている人を見てまねした」と陳述したことや、多くの被告が「夢中になっていた」「調子に乗っていた」と述べたが、裁判官は「これらは抗弁の理由にならない」と批判した。また原告側は被告のうち4人に窃盗、組織売春、違法性交、攻撃性の武器管理、刑事毀損など、それぞれ2~19件の前科があることを明らかにした。法廷には香港衆志の黄之鋒氏、青年新政の梁頌恒氏、社会民主連線の黄浩銘氏、香港民族党の陳浩天氏、立法会議員の朱凱迪氏らが傍聴に訪れていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180223_7410/