政府職員のスマホ奪った民主党議員が党籍凍結【香港―政治】

民主党の許智峯・議員が立法会議事堂で女性の政府職員のスマートフォンを奪ってデータを閲覧した件で、民主党中央委員会は4月26日夜に特別会議を行った。27日付香港各紙によると、民主党の胡志偉・主席は会議後に記者会見し「許氏は女性職員に対し粗暴で無礼な罪を犯し、民主党の名誉を著しく損なった」と述べ、中央委員22人の全会一致で許氏を譴責し党籍の即時凍結を決定。さらに紀律委員会が21日以内に調査を開始し処分を決めると説明した。党籍の凍結期間は許氏は民主党党員の身分で公に意見を発表することはできない。民主党の立法会議員らは26日にメディアの前で謝罪したほか、許氏も別途あらためて謝罪。ただし議員を辞任するか、離党するかの問いには答えなかった。一方、新民党の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席は親政府派を代表して許氏に対する譴責動議を提出する意向を示した。基本法79条(7)に基づくと出席した議員の3分の2の支持を得れば可決し、議長が議員資格喪失を宣告できる。仮に民主党議員6人が退席して棄権すれば可決する可能性が高いとみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180427_9820/

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