土地供給について検討する政府の専従チーム「土地供応専責小組」は4月26日、5カ月の公開諮問を開始した。27日付香港各紙によると、諮問文書は76ページに及び、土地供給の選択肢として18項目を挙げている。短中期(今後約10年)として、新界のグレーゾーン用地約1300ヘクタールやプライベート娯楽施設用地の転用など4項目。中長期(約10~30年)として、ビクトリア湾以外の埋め立て、香港島とランタオ島の間に1000ヘクタール余りの人工島を建設するなど6項目。概念的提案として、内航ふ頭用地の開発、葵涌コンテナターミナルの移転・再開発やコンテナターミナル上部の開発など8項目。今後5カ月の間にフォーラム、アンケート、電話調査などで市民の意見を集める。土地供応専責小組の黄遠輝・主席は「香港の土地不足問題は焦眉の急」と形容。特区政府規画署の資料では2026年までに815ヘクタールの土地が不足しており、うち住宅用地は108ヘクタール、インフラ施設用地は572ヘクタールとなっているほか、2046年までに不足している土地は少なくとも1200ヘクタールに上ると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171109_4958/