香港競馬で活躍しているオーストラリア籍の騎手が、報酬と引き換えに内部情報を提供していたことが分かり、香港ジョッキークラブがその制裁として騎乗禁止処分にした。４月２６日付香港各紙によると、処分を受けたのは香港で４シーズンにわたって騎乗しているＮａｓｈ Ｒａｗｉｌｌｅｒ騎手（４３歳）。香港ジョッキークラブは３、４カ月前から規則違反について内部調査を進めており、香港の賞金にかかわる一部の投票で怪しい動きが見られたほか海外でも動きがあったため、４月２４日に騎手本人と面談したところ正直に認めた。しかし、漏らした情報は自分の騎乗馬に関することだけで、他の騎手や馬に関することは含まれていないという。騎手は規則のうち、情報を提供し報酬を得てはいけない、１つの投票においていかなる利益も得てはいけないという２つの条項に違反したとして、２０１９年７月２５日まで計１５カ月の騎乗停止となり、これは国際的に適用され、他国の競馬にも参加はできない。今後は警察と廉政公署（ＩＣＡＣ＝汚職取り締まり署）が捜査を進めることになっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170906_3326/
