香港サッカー界の名門クラブ「南華(サウスチャイナ)」が香港プレミアリーグから撤退することが6月5日、明らかになった。南華はその理由をユースプレーヤーの育成に注力するためと説明しており、自ら香港サッカー協会(HKFA)に降格を申請。5日にHKFAで行われた会議で申請が認められた。今季は5月末にすでに終了しており、8月末に開幕予定の来シーズンから1つ下の甲組リーグに参戦する。アジアで最初にプロリーグが創設されたという香港で、南華は100年の歴史を持ち、リーグ優勝は41回という輝かしい成績を残してきた。「少林寺」の異名でも呼ばれた南華のトップリーグからの撤退に、サポーターのみならず香港市民も大きな衝撃を受けている。折しも、南華所属のスター選手・陳偉豪(ディフェンダー)が6月7日に旺角スタジアムで行われる香港代表対ヨルダン代表の親善試合をもって香港代表から引退することを表明しており、スタジアムには多くの観客が詰めかけそうだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17460