先週末(6月3~4日)の住宅市場では、新築物件の取引は再び減少に転じた。5日付香港各紙によると、両日の新築物件の取引は約221件で、前週末の約346件から約36%減。うち3日に売り出された「啓徳天寰」が191件を占めた。一方、中古物件の取引は、中原地産(センタライン・プロパティー)が指標とする10大団地の取引は6件で、前週末の5件に比べ20%増。美聯物業(ミッドランド・リアルティー)が指標とする10大団地の取引は4件で、前週末の7件から43%減となった。2日に発表された中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数(CCL)は158.78(前週比0.33%上昇)で、17週連続の上昇。15週連続で過去最高を更新し、1996年12月~97年3月の記録と並んだ。梁振英・行政長官が就任した12年7月の105.46に比べると約50.6%高い。指数は5月22~28日に正式契約された取引に基づくが、主に5月8~14日に交わされた仮契約が反映されている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17659