中国本土の銀行クレジットカードの1000元以上の使用履歴が管理されることがわかった。6月3日付香港各紙によると、これは中国国家外匯管理局が2日に発表したもので、今年9月1日以降、域外において国内銀行発行のカードを1000元以上使用した場合、すべての取引が各銀行から同局に報告されるという。また、ATMや銀行での現金の引き出しや取引に関しても、金額にかかわらず全て報告の対象となる。資本流出による人民元の下落を嫌っての措置とみられているが、同局では「マネーロンダリングの防止策」と主張している。ちなみに、資金移動の制限措置としては、人民銀行が本土内の銀行に対し、昨年12月に取引額の報告用件としての下限を20万元から5万元に引き下げたばかりで、今年7月から実施予定となっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17138