父娘相姦を裁く法廷で、娘が父の恋人に嫉妬したことも事件の引き金になったことが明らかになった。2人は2009年から15年にかけて実の親子でありながら性的関係をもち、父は乱倫罪で、娘は刑事犯罪条例の第48条「16歳以上の女性の乱倫」でそれぞれ起訴された。4月26日開かれた裁判で2人はともに罪状を認めている。5月30日付香港各紙によると、5月29日に開かれた裁判で娘は、自分は幼いころから実母と仲が悪く、両親が離婚してからは母親代わりとなって弟の世話や家事をしており、父への愛が芽生えたと吐露。父親が恋人と再婚する考えがあることを知って嫉妬し、阻止しようとして自らを献身したと話した。当初は5月29日に判決が言い渡される予定だったが、裁判官は被告の心理・精神鑑定を命じており、その結果を待って6月12日に判決を言い渡すこととなっている。一方、父と姉が性交している動画を見つけて通報した弟は事件発覚後にうつ病を発症し、姉が実刑となり投獄された場合は家賃が払えず生活できないことから、裁判官に酌量を求めている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17270