プロサッカーチームの予備組(主にユースプレイヤーが出場するリザーブチーム)が出場する試合で八百長をして逮捕された元選手らの裁判が4月19日に開かれた。4月20、21日付香港各紙によれば、収賄および詐欺罪で起訴された被告のうち郭建邦(元香港飛馬キャプテン)、鄭礼●(2009年東アジア競技大会の優勝メンバー)、陳柏衡(元U―22香港代表)、李家豪(元U―22香港代表)の4人は、証拠不十分により無罪となった。被告らは約9万ドルの報酬で4試合の八百長を請負った疑いがかけられていたが、弁護側が証人男性の供述書の不審点を指摘。裁判官も、廉政公署(ICAC)が証人の実際の供述よりも文字を水増ししていたとみられる点があると述べ、信頼性に欠けるとして4被告に無罪判決を言い渡した。一方、4月20日には4被告とともに逮捕され、たった1人だけ罪状を認めていた李威廉(08/09シーズンの香港リーグMVP)の裁判が開かれた。李は4被告が無罪になったことを知っても自身の供述を翻すことはなく、罪を償う意志を示した。裁判官は保釈を認め、5月4日に判決が下される予定だ。【●=賽の貝が馬】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15841