支付宝が香港進出、年内に8000店目指す【香港―経済】

中国本土で圧倒的なシェアを誇る電子決済の支付宝(アリペイ)が5月25日、香港でサービスを開始した。同日付香港各紙によると、サービス名は「支付宝HK」。現在、香港内で使用できる店舗数は約2000店だが、年内には8000店を目指すという。使用法はスマートフォンなどの端末にアプリをインストールし、QRコードをリーダーにかざすだけ。香港での電話番号が必要だが、ネット接続がなくても使用は可能だ。決済はVISAかマスターのクレジットカードを紐付けして行うほか、現金をアカウントに直接入金して支払うこともできる。通常の決済のほか、個人間送金や公共料金の支払いなど、中国本土の支付宝と変わらないサービスが利用できるが、当面は香港域内のみを対象とし、本土および海外で使用できるのはまだ先のようだ。また、1つのアカウントにつき1回のみという条件付きだが、1店舗あたり20ドル以上の使用で1ポイントを取得、3ポイント貯まると50ドル分のクーポンがもらえるというキャンペーンを実施中だ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15480

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