立法会で5月18日、今年度財政予算案に関する「2017年撥款条例草案」が可決した。19日付香港各紙によると、同草案の審議では民主派議員が185項目の修正案を提出したものの、すべて否決されて賛成37票、反対27票で可決。2回目の審議を開始してから約71時間で採決にこぎ着けた。2013年に民主派議員が議事妨害戦術を開始してからの予算案審議では修正案は最も少なく、審議時間も最速となった。2014年の審議時間は約148時間、昨年は約88時間だった。民主党などは議事妨害には参加しないと表明していたが、香港衆志の羅冠聡・議員は審議時間が足りないと批判した。陳茂波・財政長官にとっては最初の予算案だったが、賛成票はすべて親政府派で、民主派からの支持は得られなかった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16900