公共インフラである水道管の破裂や損傷による漏水を水道代に換算した場合、5億3000ドルに上り、大きな無駄になっているという。4月18日付香港各紙によれば、政府申訴専員公署が水務暑の水道管に対するメンテナンスと危機処理の状況に関して調査を行ったところ、水道管全体の漏水率は15.2%で、シンガポールの約5%に比べると高いことが分かった。香港ではこうした漏水によって1年に浪費される飲用水は9600万立方メートル、約200万人の1年分の飲用水量にあたり、料金は5億3000ドルに相当するという。申訴専員公署は水務署が水道管破裂多発地点への対策を怠っていると指摘。例えばノースポイントのシティーガーデン付近の水道管は使用期間が30年以上に上り、上水道および下水道の水道管は2012年以降14回も破裂事故が起きている。こうした批判に対し水務署のスポークスマンは、漏水率を10%以下にするため尽力するとコメントしつつ、15年に「水道管の交換・修復計画」が完成以降は水道管破裂が激減したと強調。00年の2500件が17年には88件まで減り、漏水率も25%から15%に下がったと話している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170712_1941/