レストランで食事をした男女が会計を「AA制(ワリカンすること)」でもめてつかみ合いに発展し、警察が出動する騒ぎとなった事件が注目を集めている。4月25、26日付香港各紙によると、男性はオタクビルとして知られる旺角の信和中心内にある中古ゲームショップの店主で、女性は同店の客。店主が女性に10%のマージンを払うからゲームのネット販売を手伝ってほしいと持ちかけ、4月23日晩に初めて会うことになったという。香港紙が4月25日付で第一報を報じた際は、会計時に男性が女性にワリカンを要求したが女性がそれを拒否したためトラブルになったと報じられたが、その後レストラン関係者が事実は報道とは異なり、会計が高額の2200ドルだと知った女性がワリカンを提案したと証言した。第一報が出た後は香港社会から、ワリカンを要求する男、拒否する女、それぞれに賛否の意見が出たが、続報が出てからは、女性が差し出した紙幣を男性が破ったことに対して違法行為だとの指摘もある。女性は1100ドルを破られたと話しているが、500ドルだったという目撃証言もあるようだ。事件当日、駆け付けた警察に男性は傷害罪容疑、女性は襲撃罪容疑で一時身柄を拘束された。事件が起きたレストランでは注目を集めたことに便乗し「AA祭二人餐」というカップル向けセットメニューをスタート。その商魂には称賛の声も出ている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=8674