民主派団体の民間人権陣線は4月23日、行政長官選挙が終わってから初めてとなるデモ行進を開催した。24日付香港各紙によると、デモ隊は銅鑼湾東角道(そごう横)から次期行政長官弁公室のあるセントラルの冠君大厦まで行進。参加者は主催者発表でわずか300人、警察の推計ではピーク時に320人だった。社会民主連線(社民連)の梁国雄氏(長毛)、人民力量の陳志全氏、香港衆志の羅冠聡氏、無所属の朱凱廸氏と劉小麗氏ら立法会議員は12人が参加。民主党議員は許智峯氏だけだった。スローガンには「貧富の差、社会の亀裂、政府・財界・先住民・暴力団の癒着、どうして和解できよう」を掲げ、普通選挙実現、基本法23条に基づく立法の反対、法定労働時間の制定、市民皆年金制度などを要求した。梁振英・行政長官が当選した直後の2012年4月1日のデモには主催者発表で1万5000人、警察の推計でピーク時に5300人が参加したのに比べると大幅に減少。だが梁国雄氏は、董建華・元行政長官の当選後のデモは10人足らずだったことを挙げ、今回の参加者数に満足と表明した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17294