梁振英・行政長官が率いる代表団は4月21日、粤港澳大湾区の6都市の視察を終えた。22日付香港各紙によると、一行は最後の訪問地となった珠海市で粤港澳大湾区都市群発展計画交流会に出席した。梁長官は今回の視察で珠江西岸の都市を集中的に訪問したことに触れ「港珠澳大橋が来年開通すれば香港と珠江西岸都市との所要時間は短縮し、輸送コストは低下する」と指摘。また李克強・首相が活動報告での粤港澳大湾区に関する部分で「香港マカオの独特の優位性を発揮」と述べたことに触れ、香港の「高度な国際化」と金融業、専門サービス業という優位性を挙げた。交流会後の記者会見では、今後2~3週間以内に意見をまとめ、5月末に国家発展改革委員会に提出、その後も諮問作業を行って修正し、9月末から10月にかけて計画を完成させる予定を明らかにした。特に香港がいかに粤港澳大湾区の都市、広東省企業と連携して「一帯一路」沿線諸国に進出していくかが焦点になるという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17370