スターフェリーを運営する天星小輪が一部路線の運賃を値上げすることがわかった。4月12日付香港各紙によると、値上げされるのは尖沙咀―中環間と尖沙咀―湾仔間の2路線。今回の値上げは同社が昨年7月に申請していたもので、11日に行政長官と行政会議が承認し7月15日から実施されるという。値上げ幅は一律8.9%。尖沙咀―中環間で上層の成人料金の場合、平日は20セント値上げの2ドル70セントに、土日は30セント値上げの3ドル70セントとなる。現在スターフェリーの経営状態は芳しくなく、店舗賃料や広告収入が改善されつつあるものの、肝心の利用者数は年々減少している。2012年は1日あたりの乗客数が5万9200人だったが16年は5万3400人と約1割も減少した。また、同社によるスターフェリーの独占経営権は17年3月末で終了するが、特区政府は継続の判断については、さらなる財務状況の分析が必要とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17158