本土派政党「熱血公民」の鄭松泰・議員は4月10日、立法会で国旗を逆さまにした件で警察から出頭要請を受けたことが分かった。同事件は昨年10月の立法会本会議で「青年新政」の2人が宣誓をやり直そうとした際、親政府派議員が一斉に退席し、鄭氏が親政府派議員数人が議席に掲げていた国旗と特区旗を故意に逆さまにしたというもの。11日付香港各紙によると、鄭氏は警察から電話で国旗侮辱罪と区旗侮辱罪で正式に起訴するため出頭して通知書類を受けとるようにとの連絡を受けた。だが鄭氏は書類を立法会議長か秘書処あてに送るよう要求し出頭を拒否した。有罪となれば禁固3年の刑や議員資格を喪失する可能性もある。この事件については親政府派議員が議事規則49B条と基本法79条に基づき譴責動議を提出し、調査を担当する委員会が3月末に半年以内の調査完了を決定。調査完了後に立法会で採決し、3分の2以上の賛成が得られれば鄭氏の議員資格をはく奪することができる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16229