立法会福利事務委員会が、いわゆるマック難民など激増する路上生活者への対策や支援を話し合う会議を開催。これに合わせ、香港社区組織協会と当事者である路上生活者の代表9人が特区政府社会福利署に意見書を提出、福祉の改善などを求めた。4月10日付香港各紙によると、具体的な要請としては路上生活者用宿泊施設の滞在期間延長と、施設の収容人数の拡大。現状では滞在可能な期間は最長で半年だが、マック難民歴1年の陳さんは「半年では何の問題も解決しない。少なくとも2~3年は認めてほしい」と話す。また立法会議員からも施設の収容人数の不足を認める声も上がっている。工党の張超雄・議員は「特区政府系の施設でベッドの総数は222人分、NGOで418人分あるが、両者合わせても1000人以上といわれている香港の路上生活者を全員収容できない」と指摘した。現在、社会福利署では今年2月までの路上生活者の実数を1091人としており、また香港社区組織協会ではマック難民が過去5年間で6.7倍に増えたと主張している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180306_7570/