戴耀廷氏に声援を送る集会に1200人参加【香港―政治】

民主派議員や民間人権陣線などは4月7日、立法会のデモエリアでセントラル占拠行動の戴耀廷・発起人(香港大学副教授)に声援を送る集会を行った。8日付香港各紙によると、警察の推計では参加者はピーク時に1200人。民主党の李柱銘氏ら重鎮も参加したほか、独立派の「香港民族陣線」も同時に付近で戴氏を支持する集会を行い、「香港独立」の旗を掲げた約50人が参加した。林鄭月娥・行政長官は6日、メディアの取材を受けた際に自ら戴氏の件に触れ「『香港独立』や連邦制といった香港の前途を自ら決められると鼓吹することは受け入れられず、憲法と基本法に違反し、香港にとって1国2制度の維持や繁栄と安定の維持に全くメリットはない」と述べたが、「この件に乗じて基本法23条に基づく立法を行うわけではない」と明言した。また特区政府教育局の楊潤雄・局長は8日、多くの団体が香港大学に対し戴氏の解任を要求していることについて聞かれ、「個別の教授の学校での教職の問題は大学が自身で処理する」と指摘。「香港独立」の討論がどのレベルに達すれば学術の自由を逸脱するかについて「1件ごとの事実に基づいて判断すること」と説明した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180409_8298/

Share