太空館、2つの展示室がリニューアル【香港―社会】

チムサーチョイにある香港太空館(スペースミュージアム)の2つの展示室が改装工事を終え、4月25日に再開する。4月1日付香港各紙によると、民政事務局によるこの2つの展示室のリニューアルについては、2008年に立法会が公費から3200万ドルの拠出を承認したものの、工事の請負業者の公開入札などで長い時間を費やし、15年10月になって着工。2年半にわたり閉鎖し、このほど工事が完了した。新たな展示は100点余りに上り、そのうち約7割がインタラクティブやマルチメディア展示だという。前回1Fの展示室がリニューアルされたのは1991年のことで、その当時に比べ今回は中国の宇宙開発事業に関する展示が多くなっている。例えば、酒泉衛星発射センターの1:350サイズの模型を使ったロケット発射の解説や、中国初の宇宙飛行士である楊利偉が着用した青いユニホームなどが参観できる。また、国際宇宙ステーションでの滞在を約2分間疑似体験できる展示もある。7つの投影機による同じ画面を組み合わせて作られており、無重力を感じることができるそうだ。2つの展示室のキャパシティーは計400人で、混雑回避のため、リニューアルオープン後はしばらく入場制限を行い、2時間ごとの入れ替え制にするという。太空館の通年の入場者数は、展示室閉鎖前は80万人だったが、今後は1割ほどの増加を見込んでいる。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180309_7742/

 

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