台湾で開催されたフォーラムでの言動をめぐって非難を浴びているセントラル占拠行動の戴耀廷・発起人(香港大学副教授)は4月2日、民主派関係者らとともにデモ行進を行った。3日付香港各紙によると、デモ隊は「言論の自由」「一党独裁の終結」などのスローガンを掲げて西区警察署から中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)まで行進。社会民主連線(社民連)の梁国雄氏、人民力量の陳志全氏、公民党の陳淑荘氏ら100人近くが参加した。『人民日報』(海外版)は2日付の署名入り論説で「戴氏は域外の支援を取り付け国家分裂を企て、憲法、基本法、刑事罪行条例に違反している」として特区政府に追及を促した。これに対し戴氏は「基本法23条強化版」への布石とみて23条の立法を再度進めれば2003年より厳しくなると指摘した。3月31日には「保衛香港運動」と「政中香港人」のメンバーがそれぞれ香港大学に赴き、戴氏の教職解任や23条の速やかな立法を求めるデモを行ったほか、4月1日には親政府派議員41人が連名で譴責声明を発表した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180328_8186/