港珠澳大橋、シャトルバスの運賃は80ドル【香港―経済】

早ければ年央に開通する港珠澳大橋だが、運輸署は港珠澳大橋開通後にシャトルバス2路線(香港―珠海、香港―マカオ)の運行を計画している。このうち香港と珠海のボーダーを結ぶシャトルバスの料金が、片道80ドルになるもようだ。3月31日付『星島日報』などが、シャトルバスサービスを提供する「広東港珠澳大橋●▲巴士有限公司」の取締役の談話として、料金を片道80ドルで考えていると伝えた。運輸署によれば2路線の料金はシャトルバス運営会社によって設定されることになっており、決まれば広東、マカオ、香港三地の政府から公表されるという。運行間隔は、ピーク時は5分に1本、ピーク時でなければ15分に1本、夜間は15~30分に1本で、所要時間は40分の予定。しかし実際には利便性が向上するかどうかは疑問だ。シャトルバスのターミナルは市中心から離れた橋の人工島に置かれるため、市民はまずエアポートバスに乗って空港近くの人工島のバスターミナルに行き、その後珠海へ向かうことになる。エアポートバスとシャトルバスの運賃は合わせて約120ドルとなり、香港市内から珠海までの所要時間は少なくとも80分はかかるという。現在、香港―珠海の往来には、チムサーチョイと珠海九洲港を結ぶ運賃240ドル、所要時間70分のフェリーを使う、あるいは運賃約130ドルで所要時間4時間の直通バスを使うというルートがある。【●=穴かんむりに牙、▲=俊のにんべんが木へん】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180119_6622/

 

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