第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員に就任した民主建港協進連盟(民建連)の譚耀宗・前主席は3月19日、「一党独裁の終結」のスローガンは違憲に当たるため立法会選挙の出馬資格に影響するとの見方を示した。20日付香港各紙によると、全人代で憲法改正が通過し第1条に「中国共産党の指導は中国の特色ある社会主義の最も本質的な特徴」との条文が加えられた。譚氏はこれによって共産党の指導的地位がより確立されたため「今後は一党独裁の終結のスローガンを叫べば憲法と基本法に抵触する。立候補する人は考慮すべき」と指摘、ただし出馬資格が得られるかどうかは選挙主任が決めると述べた。「一党独裁の終結」を5大綱領の1つに掲げる香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)の何俊仁・主席は「立法会議員を支連会から脱退させる意図が背後にある」とみている。また張建宗・政務長官は「基本法の源は憲法であるため、憲法は尊重しなければいけない」とコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180320_7976/