立法会補欠選挙で立候補が認められなかった香港衆志の周庭氏は3月14日、補選への異議申し立てを行うもようだ。15日付香港各紙によると、周氏はラジオ番組に出演し、選挙主任に立候補届け出が無効にされたことに対する異議申し立てを弁護士と相談していることを明らかにした。選挙主任は周氏に政治的立場を問い合わせることなく直接、無効の裁定を下したと批判。異議申し立ては自分のためではなく判例を確立し今後の候補者が目安とするためと説明した。ただし異議が認められれば今回の香港島選挙区の選挙結果が無効となることや、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会による基本法解釈を招く可能性があるとの懸念を示した。香港島で当選した区諾軒氏はこれについて、自身の議席に影響が出ても「みんなが望んだ結果だと思う」と述べた。また区氏は香港衆志のメンバーを議員秘書として採用するのを検討しているほか、民主派会議には参加するが政党に入るつもりはないことを明らかにした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180315_7835/