野鳥の楽園「南生囲」で火災、放火の疑いも【香港―社会】

野鳥の楽園として知られる元朗の南生囲で、1日のうちに2度の火災が発生し、約6ヘクタール範囲のヨシ原や草地、林木が焼失した。3月14日付香港各紙によると、最初の火災は3月12日15時ごろに出火。火は勢いをつけて燃え続けたが、消防車が乗り入れられない場所のため消火活動は難航し、政府飛行隊のヘリコプターの出動を要請して上空からの消火活動も行われた。翌朝8時ごろにいったん鎮火したが、その約7時間後の13日14時ごろにまた別の場所から出火し、再度ヘリコプターが出動。同日17時ごろに鎮火した。当局では行楽客が火種を落としたか、放火の疑いもあるとみて調査している。南生囲には毎年多くの渡り鳥も飛来し、今年1月の統計によると約4000羽の野鳥が生息、産卵、子育てをしていた。この火災で生息地が失われ、鳥たちが他の場所へ行くことを余儀なくされる恐れがあるという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171114_5065/

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