1年に1度観音様の金庫が開いてお金が借りられる「観音借庫」が3月13日(旧暦2月26日)に始まり、ホンハムの観音廟では今年も多くの参拝客が列をつくった。観音借庫とは実際にお金を貸してくれるわけではなく、参拝時に金額が書いてある赤い紙をもらい、その御利益にあやかるというもの。毎年多くの参拝客が商売繁盛や幸運祈願に訪れるのが風物詩ともなっている。金額はさまざまで自分で決めることはできないものの、3月13日付香港各紙によると、今年は昨年と同じで額面は3000万ドルから10億ドルまであったという。例年金庫が開く前に先駆けて行列ができ、今年は前日の朝10時から200枚の整理券が配られ、金庫が開く2時間前には500人が待ち構えていた。一番乗りだった男性は3月9日(旧暦2月22日)から並び始め、望み通りの1億8000万ドルを借りることができたそうだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=835#.Wqew3R3FJdg