ハイキングに出かけた夫婦が山中で虎を見たと証言し、話題になっている。3月7日付香港各紙によると、虎を発見したというのはともに30代の李さん夫妻。6日早朝の馬鞍山郊野公園内の山中に茂みから出てきた虎に似た体長1メートルほどの動物を発見し、20秒ほどにらみ合う状態になったという。その後、動物は去ったが、夫妻は恐怖で身動きが取れない状態になり、警察に連絡し救助を求めた。通報を受けた警察では、消防団員とハンターで30人の部隊を結成し山狩りを決行。5時間ほど捜索したものの、虎や虎がいた形跡を確認できず下山した。警察では夫妻が大型の山猫を虎と勘違いしたのではないかとみており、写真で山猫の姿を確認した夫妻も見間違いの可能性を示唆した。ちなみに香港でもかつては野生の虎「華南虎」が存在しており、1915年には警官2人が噛み殺されるなどの事件もあったが、都市化に伴い20世紀半ばには絶滅したとされている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170817_2816/