香港国際空港は7年連続で、世界で最も航空貨物の取扱量が多い空港となっているが、航空貨物の中では薬品の取扱量が伸びており、香港空港管理局(AAHK)は今後1600万ドルの設備投資を行う計画という。3月6日付『文匯報』によると、過去4年間に薬品の取扱量は毎年前年比12%の増長をみせ、2017年は3万トンに達した。2016~23年には伸び率が同16%に達する見込みだ。AAHKは、航空貨物の取扱量は香港全体の貨物取扱量のわずか1.6%に過ぎないが、貨物の価値を計算すると香港の貿易総額の40%を占めるとことから、香港経済と物流の発展の重要性を反映していると指摘する。AAHKでは現在12台の冷凍トレーラーを所有しており、薬品を駐機場から輸送する際の温度差による影響を防いでいるが、1600万ドルを投じて今後2年間で冷凍トレーラーを21台増やし、薬品を一定の温度に保てるようにする考えだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171030_4675/