陳茂波・財政長官は2月25日、公式ブログで新年度財政予算案の内容の一部を予告した。26日付香港各紙によると、陳長官は今年度の財政黒字が昨年度を上回ることを明らかにし、「政府は財政が潤沢なときに医療システム関連施設をいかに強化するかを積極的に計画し、高齢化の試練を受けながらも市民が引き続き良質な医療サービスを受けられるようにすべき」と指摘。具体的には公立病院の再開発プロジェクト加速、公立病院のベッド数増加、インフルエンザ予防接種措置の強化、任意加入医療保険の詳細や税制優遇などが含まれるもようだ。また低所得層・弱者支援も今回の予算案の柱であることを明らかにしたほか、社会各層の要求を把握したことを踏まえ「予算案でどのような措置を打ち出そうとも、すべての人を満足させることはできない」との実感を述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180222_7390/