新種のホタル発見、学名に香港人の名前【香港―社会】

香港のランタオ島で発見された新種のホタルに、香港人女性の名前がつけられたことが明らかになった。2月24日付『明報』によると、学名は「Oculogryphus chenghoiyanae(鄭凱●怪眼蛍)」。鄭凱●とは、昨年急性肝不全の患者に自分の肝臓の3分の2を提供した女性(26歳)の名前だ。命名の同機についてホタルの発見者である香港昆虫学会の饒戈・副会長と台湾の昆虫学者の鄭明倫氏は、このホタルに関する研究リポートを執筆していた時期がちょうど鄭さんの移植手術がニュースになっていたころで、鄭さんの行動に敬意を表して命名したと話している。2人は2015、16年に東涌で一度メスだけ発見したときは既存種の幼虫だと思って気にとめなかったが、17年に成虫のオスとメスを見つけ研究に着手、その後新種であることが分かったという。世界にホタルは2000種以上いるが、香港人の名前がつけられたのはこれが初めて。残念ながら鄭さんによる肝臓提供の甲斐なく、その後女性患者は死亡している。【●=煙のつくりの右側に瓦】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15276

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