香港ディズニーランドが2017年度(2016年10月~17年9月)の決算を発表、3年連続で赤字決算となったことがわかった。2月21日付香港各紙によると、同年度の売上高は歴代2位となる51億ドル(前年比8%増)、入場者数は延べ620万人(同3%増)を記録し好調に見えるが、赤字額は前年の1億7100万ドルを倍以上も上回る3億4500万ドルにも上った。経営側は赤字の理由を「アイアンマンの新アトラクションと新しい直営ホテルの完成時期が重なりコストが嵩んだため」と説明。今後について同園の劉永基・行政総裁は「最重要課題は売り上げ増と入場者数増。海外からの顧客は160万人と過去最高を記録したし、コスト管理にも細心の注意を払っている」と強気の姿勢をみせる一方で「現在、新しいホテルの開業も控えており、減価償却にはあと5~6年かかる見込み」と赤字経営の継続を示唆した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171218_5995/