政府運輸署は２月９日、九龍バス（ＫＭＢ）が３月１日から月間パスを導入することを認可した。ＫＭＢの月間パスについては昨年１１月に同署が承認し２０１８年第１四半期からのスタートを見込んでいたが、このほど３月からの導入が正式に決まった形だ。２月１０日付香港各紙によると、月額料金は７８０ドルで、４００本余りの路線に適用される。規定路線なら１日に１０回まで乗車できるが、天水囲・落馬洲を往来するＢ１路線など、水客（並行輸入業者）による乱用を防止するため１日２回までに制限される路線もある。また、３０７路線のようにシティバスと共同運行している海越え路線は、ＫＭＢの運行する車両しか月間パスが適用されないので注意が必要。バスの車両には「九巴月票／ＭＯＮＴＨＬＹ ＰＡＳＳ」の表示を付け乗客が識別しやすいようにするという。ＫＭＢの話では、例えば元朗―コーズウェイベイを往来する９６８路線は片道運賃が２３．４ドルなので、市民が毎月２２日間通勤通学で乗車した場合、月間パスなら約２５％も節約できる計算になるそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171117_5269/
