インフルワクチン、芸能人による誤情報拡散【香港―社会】

インフルエンザ流行が続く中、香港の女性歌手の謝安●(ケイ・ツェー)がインフルワクチンに関して発言した内容が医学界から批判を浴びている。2月9日付香港各紙によると、今年は児童の重症化や死亡例も出ていることから政府当局では予防接種をするよう保護者に呼び掛けているものの、保護者の間では最近ワクチンの有効性を疑う声が出ており、ケイの発言に影響を受けているのだという。問題の発言は5分ほどの録音で、2月7日からSNSなどでシェアや拡散されたようだ。内容は「ワクチンの効果は非常に低い」「ワクチンには水銀やアルミニウムが含まれている」「安全性のテストをしていない」などとワクチンの効果を疑問視するもので、医学界や政府当局はそれが間違った認識だと指摘。衛生署がプレスリリースを発表するという異例の対応をする事態に発展した。衛生署のプレスリリースでは、「ワクチンには水銀化合物やアルミニウムは含まれていない。過去70年来、安全性検査を繰り返しており、非常に信頼できる」と説明している。【●=王へんに其】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180209_7108/

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