日本産メロンと偽装、青果店を摘発【香港―社会】

香港税関は先ごろ、安価なメロンを北海道産のメロンと偽って販売していた青果店を摘発した。1月26日付香港各紙によると、市民から通報があり、税関が旺角と深水●にある3つの青果店に踏み込み捜査を行ったところ、偽物とみられるメロン68個(市価1775ドル相当)が見つかったため押収。「商品説明条例」違反容疑で47~59歳の店員を逮捕した。売られていたメロンは楕円形で、黄色っぽく、縞模様がないにもかかわらず、「温室メロン 北海道産 マスクメロン」というラベルが付けられていた。実際にはそれらのメロンは中国本土産で、香港の市場でよく見かける20~30ドルのものとみられている。しかし、同紙では別の青果店でも同様に売られているのを見つけており、店主らは「入荷したときすでに北海道産というラベルが付いていた」と説明し、「中国本土産だけど北海道の品種のメロンではないか」と言い訳していたそうだ。業界関係者は、その値段で日本産メロンが買えるはずはないため、価格によっておおよその真偽がわかると消費者にアドバイスしている。【●=土へんに歩】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171222_6071/

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