特区政府警務処が２０１７年の犯罪統計を発表した。１月２４日付香港各紙によると、同年の犯罪件数は前年比７．６％減の計５万６０１７件で、１９７５年以降で最も低い数字となった。そんな中でも目立って増加しているのが詐欺関連の犯罪。詐欺全体の件数自体は７０９１件で前年比２．３％減と減少傾向だが、手口の種類によっては大きく伸びているものがある。もっとも顕著なのは出会い系サイトやアプリによる詐欺で２３５件と同１０６％の伸び、被害総額は１億８００万ドルにも上るという。件数自体は少ないものの街頭での詐欺行為も９０件と同２６０％の増加率で伸びが著しい。中でも香港独特の「お祈り詐欺」や「おはらい詐欺」が６３％と半数以上を占めている。また、ネット上の商業詐欺も１９９６件で同２５％増と、被害総額は３４５０万ドルに達した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170724_2274/
