香港は世界で最も住宅に手の届かない都市であることがわかった。1月23日付香港各紙によると、これは米コンサルティング会社のデモグラフィア社が世界9カ国293都市を対象に行った「世界住宅価格負担能力調査」で明らかになったもの。2017年の各都市の住宅価格とその住民(世帯)の世帯年収の中央値を算出し順位付けしたところ、香港は年収31万9000ドルに対し住宅価格の中央値が619万2000ドルと年収19.4年分にあたり、世界で一番住宅が買いにくい都市となった格好だ。これで8年連続での首位となるが、前回は18.1年まで下がったものの、今回は6%増で再度プラスに転じた。高値が続く背景として、ある経済学者は「中国本土からの投資に加え、現役時代を好景気で過ごしたベビーブーマーが子供に援助しているため」と指摘している。ちなみに2位以下は、シドニー(豪)、バンクーバー(加)、サンタクルーズ(米)、サンノゼ(米)と続く。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180115_6362/