九龍のリッツカールトン香港で１月１４日に発生した韓国人の会社経営の男（４２）による妻子殺害について、１６日付香港各紙が続報を報じている。裁判は九龍城裁判所で１５日開廷したが、金被告は「当時は酒を飲んでいたため一切の記憶がない」との発言に終始しているという。断片的に覚えているのは、凶器の果物ナイフをフルーツを切るために妻と一緒に購入したことだけで、殺害の過程や、韓国にいる友人に犯行予告の電話をかけたことなどは一切の記憶がないと証言している。また、引き金となったとみられている、金被告がＣＥＯとして韓国内で展開する製菓店舗「ロッキーマウンテン・チョコレートファクトリー」の財務状況については「資金問題はあるもののそれほどの逼迫はしていない」と反論した。ただ消息筋からは、資金問題が発覚しており一部店舗の閉鎖や未払いが問題となっているとの情報もある。今回の事件は韓国内でも話題となっているが、一次情報が得られないため香港の報道頼みとなっているようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180116_6404/
