深水●は350社余りの卸売、小売企業が集まるアパレル産業の中心地だが、特区政府が同地にファッション基地を造るという。1月10日付香港各紙によると、香港のファッション業界の振興や人材の育成は林鄭月娥・行政長官の施政報告(施政方針演説)に盛り込まれていたもの。昨年12月に政府と市建局は、深水●通州街、桂林街の再開発プロジェクトとして建設される施設のテナントを、服飾業界に割安な家賃で貸し出すことに合意し、その詳細が1月9日に商務及経済発展局から発表された。同施設は2つのタワーを有し、上層階に住宅、下層階に商業テナントを持つ複合施設。貸し出されるのは5フロアで、総面積は約3600平方メートル。デザインを学ぶ学生や新人デザイナーの作品を展示するギャラリーやワークショップ、資料館などが置かれる予定で、香港設計中心による運営が提議されている。年内に公開入札を行って、デベロッパーを決め、2023~24年に完成させる計画だという。【●=土へんに歩】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170727_2332/