寒冷前線が南下した影響で香港は1月9日、市街地の最低気温が摂氏7.9度を記録し、この冬一番の冷え込みとなった。打鼓嶺、上水、●湾などでは6度、早朝の大帽山ではマイナス0.8度に達した。この寒波で体調を崩す市民も多く、9日17時までの24時間のうちに低体温症で病院に運ばれたし人は14人(61~98歳)、うち4人は危険な状況が続いているという。また、広東省や雲南省も寒波の影響があって野菜の収穫が減り、香港の野菜価格が上昇している。香港の市場で出回る野菜の多くが中国本土からの輸入で、生産地が雪や霜の被害に遭うと供給量が急減。現在は野菜全体の価格が1割ほど値上がりしており、なかでも火鍋の具材としてポピュラーなクレソン、豆苗などは3、4割高くなっている。香港の農家も気温の低さが続けば収穫が減り、旧正月シーズンの野菜の価格は普段の倍に跳ね上がると予測している。【●=くさかんむりに全】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180109_6262/