強制積立年金(MPF)コンサルタントのゲインマイルズが2017年のMPF運用実績リポートを発表、同年の平均利回りが前年比で19.09%の大幅増になったことが判明した。1月5日付香港各紙によると、加入者1人当たりの利益は3万68ドル。同社では好調の理由として、中国本土の経済成長が安定していたこと、米国の税制改革が順調だったことなどを挙げている。一方、今年の動向については、香港市場のハンセン指数は32000~35000ポイント程度まで上がるものの昨年のような勢いはなくなり、米国の株式市場も調整期に入るため、18年の運用予測を今年を大きく下回る5%程度とした。なお、昨年の株式関連投信で最も利回りがよかったのは「香港株式ファンド」で40.62%、次いで「香港株式(指数連動)ファンド」(39.24%)、「大中華株式ファンド」(37.16%)、アジア株式ファンド」(34.74%)、「日本株ファンド」(24.61%)となっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171103_4859/